1ハウスから12ハウスまでは、人生のテーマ(課題)が並びます。1から順に、ストーリ仕立てにもなっていて、ひとつ前の星座のテーマから少しずつ難易度が上がってゆきます。
1~6ハウスは、個としての適切な自我の完成をめざすのがテーマ。
7~9ハウスは、他者や社会との関わりを通して進化・成長するのがテーマ。
10~12ハウスは、個や社会という枠を超えて、より不特定多数のマスや集合的なつながりとして、人類の営みをより大きな宇宙的な視座へと向上させようとするのがテーマです。
1ハウス・牡羊座のテーマ:キーワード『自己アイデンティティー』
- 自分は「個」だと知る。
- その他大勢と一緒じゃなくて、自分は「自分という特別な存在」だと知ること。
- 自分の足で立ち、自分の意志で人生を歩むことを学ぶ
- 自らの意志で何かを始める。
- 自分は何者なのかを知る。
- 自分のことだけでなく、周囲とのバランスも考えることの重要性に気付き実践することを学ぶ。
2ハウス・牡牛座のテーマ:キーワード『五感、リソース、所有すること』
- 自分の五感で地上の現実を楽しむ。
- 自分にとって大切なもの、心地よいものを手に入れる喜びを知る。
- 自分のリソース(資質)を知る。
- 自分の価値を知る。(自己価値や、自己肯定感)
- 自分のリソースや価値、目の前の大切な人や現実を守る。
- 目の前の自分の現実や物欲だけでなく、他者との共生の大切さとそのために必要なことにも気付き学んでゆく。
3ハウス・双子座のテーマ:キーワード『身近な学びと人間関係、移動、交換、多様性』
- 身近な人(兄弟姉妹・親戚など)から学ぶ。
- 情報をもらったり、自分からも伝えてゆく。
- 人と交流することを学ぶ。
- 情報や意見の交換だけでなく、物々交換や金銭のやり取りを通して商売やビジネスを学び体験する。
- 自分のテリトリーを超えて移動し、世界を広げて「多様性」を知り学ぶ。
- 人も情報も、浅く広く取り留めなく集めてはすぐに飽きてしまうクセに気付き、一つの専門性を高めることにも目を向けることを学ぶ。
4ハウス・蟹座のテーマ:キーワード『感情・愛情、マイペース、家族・仲間』
- 自分の感情にじっくり向き合い、ちゃんと耳を傾けることを学ぶ。
- 深い愛情を知り、ゆっくり育む。
- 自分の時間や、マイペースを大事にする。
- 自分のテリトリーも大切にし、その中の家族や仲間に愛情を注ぐ。
- 自分の家族や仲間を外的から守る強さも身に付けてゆく。
- インナーチャイルドに気付き、その声にじっくり耳を傾け、ゆっくり癒すことを学ぶ。
5ハウス・獅子座のテーマ:キーワード『喜び、自分らしさ、自己表現、寛大なハート、ロイヤリティ』
- 人生は喜びに溢れたもので楽しいものだと知り、自分らしさを表現する。
- 周囲に寛大にすることで人生の喜びを伝えることを学ぶ。
- 自分自身に誇りを持ち、堂々と表舞台に立つことを学ぶ。
- 人への寛大さを学ぶ。
- 自分らしさの表現から自分にしかできないクリエイション(創造)を学ぶ。
- 人類の最大のクリエイションである子どもを通しての学び。
- 趣味や恋愛を通しての学び。
6ハウス・乙女座のテーマ:キーワード『奉仕、健全な日常の維持、緻密なルーチンワーク』
- 「自己」を完成させるために他者へ奉仕することを学ぶ。
- 毎日、安全に健全に暮らせるよう、日常のあらゆる営みを整えることを学ぶ。
- 健康管理、体調管理、栄養管理などを学び、実践する。
- あらゆるルーチンワークが滞らないよう、綿密に予測し、管理、実行する。
- 見直しや、改善、修繕などを学び、完璧を追求する。
- コントロールしがちな性質に気付き、コントロールを手放すことを学ぶ。
7ハウス・天秤座のテーマ:キーワード『バランス、他者の視点、パートナーシップ』
- 他者を通して、自分は何者かを知る。
- バランス・調和・均衡を取ることを学ぶ。
- バランスを取るために、欠けていることを探す。
- 1対1のパートナーシップをベースとして、バランスや調和を学び、平和を追求する。
- 外ばかりに目を向ける習慣に気付き、もっと自分の声を聴いて自主性へと転換させることを学ぶ。
8ハウス・蠍座のテーマ:キーワード『変容、本質、死と再生』
- 進化・成長するために、究極的な変容を学ぶ。
- 本質を見極めることを学ぶ。
- 自分の闇に向き合うことを学び、経験する。
- 自分に欠けているものを知り、それを与えてくれる相手を求め、その相手と一緒になって究極的な破壊を経験してから、全く異質なモノに変容してゆくことを経験する。
- 進化のために、何度も破壊と再生を繰り返し、それでも最後に羽ばたいてゆくことを経験しようとする。
9ハウス・射手座のテーマ:キーワード『自分の理想、発展・拡大、限界を超える』
- 人生の謎を解くために、自分の真理を追究することを学ぶ。
- 哲学・宗教・高度な専門分野を果てしなく追い求める。
- 人生の良きことを発展させ、拡大させるため、どこまでも理想を探し続ける。
- 失敗するまで、限界に挑むことを学ぶ。
- 楽観的にどんなことにも挑戦することを学ぶ。
- 自分の限度を超えて初めて、一人で突っ走るクセに気付き、身近な大切な人との時間やコミュニケーションの重要性を学ぶ。
10ハウス・山羊座のテーマ:キーワード『秩序、制限、努力、仕組み、カルマ』
- ある一定の秩序のもとに、安心安全に暮らせる基盤を作る。
- 地域社会のルールや規則などの制約きちんと従いながら、努力を積み重ねることを学ぶ。
- 安定感のあるモノゴトの成り立ちには、努力と時間がかかることを学ぶ。
- 歴史や先祖代々継承されたモノゴトを敬い、後世に残してゆくことを学ぶ。
- 時間がかかること、努力を積み上げることの大切さを学ぶ。
- 努力は大きな成果となり、世の後続の人々への良きお手本となることを学び実践する。
- 努力だけではどうしようもならないことがあっても、ご先祖や前世からのカルマかもしれないと気付き、それは自分のせいでも悪い意味での業でもなく、進化のプロセスだと知り、自分を責めないことを学ぶ。
11ハウス・水瓶座:キーワード『自由、電撃的なひらめき、同志とつながるための個性』
- 人類が決めた枠を飛び出して、もっと宇宙的な視座での自由を得ようとする。
- 神とも宇宙ともつながれることを信じ、そのために個々を真摯に尊重することを学ぶ。
- 社会のすべての人々の意識を底上げするため、天と地をつなげるべく、地上の常識や秩序も軽々超える勇気と破天荒さを学ぶ。
- 自分や周囲だけでなく、同じ志の仲間を広く集め、みんな漏れなく向上させようと孤軍奮闘することを学ぶ。
- 天上ばかり見上げすぎて、宙に浮足立ってしまいがちなクセに気付き、もっと現実的な物質次元での楽しみや喜びにも目を向けることを学ぶ。
12ハウス・魚座:キーワード『すべてを受容する、宇宙の真理、スピリチュアリティ』
- すべての人も動物も植物も、物質も、見えない存在も、すべては一つの大きな神の源でつながっているという視点を学ぶ。
- どんな人も、たとえ極悪非道の重罪犯でも、神・宇宙の一部であり、自分の前に現れるのには意味があるのだ、ということを学ぶ。
- なんでもやみくもに受け入れてしまうと、圧倒されて壊れてしまうので、適切で健全なボーダーライン(境界線)を常に意識することを知り、学び、実践する。
- すべての祈りや願いは、宇宙的な進化・成長のためであればこそ、個々や社会全体の人々の総合的なチカラをも遥かに超える、絶対的な神の手によって必ず成就されることを、実体験を通して知り、学び、実践する。