アストロロジー

超ビギナー入門★星読みの基本の「き」【その ①】

星読みの基本の「き」として、アーキタイプという考え方があります。

わたしの星読みセッションではこのアーキタイプをもとに天体やサイン(星座)の象徴を読み解き、それを説明しています。

星読みに興味を持ったら、まず最初にこのアーキタイプをちょっと頑張って覚えると、星の世界がグッと近く感じられて楽しくなります。

星読みビギナーさんや、わたしのセッションの後に「あのとき言われた “重要な天体” ってどんな意味だったっけ?」と思い出したい人のために、今日から星読みの “いろは” を少しずつ書いてゆきます。

「サイン」とは、12の星座のこと

西洋占星術では「星座」のことを「サイン」と言います。

天文学で使われる「星座」と区別するために、西洋占星術では「星座」のことを、『象徴』を意味する「サイン」という言葉を使っています。

占星術は天体やサインの『象徴』を読み解くものなので、西洋占星術の星読みではこの「サイン」という言葉を使うことが多いのですが、一般的には「星座」と言った方が誰にでも分かりやすいので、雑誌の占いや星読みサイトなどには「星座」が使われていることが多いですね。

「ハウス」とは、12サインのおウチのこと

サインは、おひつじ座から始まり最後のうお座まで全部で12あります。

ホロスコープは12分割のピザのようになっていて、12のサインはそのピース1つ分ずつがホームベース、つまりおウチとして割り当てられています。

その一つ一つの区切りを「ハウス」と言い、1~12ハウスまで12サイン分あるわけです。

サインとハウスの関係は、オリジナル(原型)があります。

オリジナル(原型)では、1ハウスは最初のサイン(星座)であるおひつじ座、2ハウスは2番目のサインであるおうし座、3番目はふたご座、というふうにハウスの番号順にサインが並んでゆきます。

「支配星」とは、サインとハウスの担当の天体のこと

また、サインには支配星(またはルーラー)といわれる担当の天体が決まっています。

そのサインとハウスを守護しているので「守護星」と言われたり、または支配しているので「支配星」やその英語の「ルーラー」と言われたりしています。

西洋占星術で扱われる天体は基本的には10個で、①太陽・②月・③水星・④金星・⑤火星・⑥木星・⑦土星・⑧天王星・⑨海王星・⑩冥王星です。

サイン・ハウスは12ですが天体は10なので、2個足りないのですが、水星と金星の2天体が2つのサイン・ハウスを掛け持ちで担当しています。

こんな感じで、

1ハウス:おひつじ座、火星♂
2ハウス:おうし座、 金星♀
3ハウス:ふたご座、 水星☿
4ハウス:かに座、 月☽
5ハウス:しし座、 太陽☉
6ハウス:おとめ座、 水星☿
7ハウス:てんびん座、金星♀
8ハウス:さそり座、 冥王星♇
9ハウス:いて座、 木星♃
10ハウス:やぎ座、 土星♄
11ハウス:みずがめ座、天王星♅
12ハウス:うお座、 海王星♆

「水星」がふたご座とおとめ座を、「金星」がおうし座とてんびん座を掛け持ちしているわけです。

サイン・ハウス・支配星の3つセットで、1アーキタイプのエネルギー

サイン、ハウス、天体の意味は、ざっくり12のアーキタイプで説明することができます。

たとえば、最初のサインのおひつじ座のアーキタイプと言ったら、おひつじ座のサインの意味と、1ハウスの意味と、ルーラーである火星の意味に共通項があり、その共通項を「おひつじ座アーキタイプのエネルギー」と表現します。

あまり一般的ではないかもしれないのですが、わたしが星読みを初めて学んだ「意識進化占星術」の師から、この12のアーキタイプをまず覚えることを習いました。

なので、わたしのセッションでは、たとえばさそり座が強い人には、「さそり座のアーキタイプがとても強いですね」と伝えたりします。

「さそり座のアーキタイプ」と言えば、ルーラーである冥王星が意味する「集中力」や、8ハウスの領域が意味する「破壊と再生のプロセスやテーマ」や、さそり座そのものの意味である「本質へのあくなき追究」など、それら全てを包括したエネルギーであるというということです。

わたしは「エネルギー」と言ったり「成分」と言ったりしますが、それがつまり「アーキタイプ」ということです。

まず手はじめにアーキタイプごとにそれぞれの特徴を見ていくだけでも、星読みの面白さを十分味わうことができますよ。

次回から、12のアーキタイプを順に説明してゆきたいと思います。

ABOUT ME
KOTORI KUMIKO
KOTORI KUMIKO
【星よみカウンセラー】 お寺に生まれ「祈り」を生き方のベースとしています。星よみは感性にゆだねならも、「なぜそうなのか?」を論理的に現実的に伝えたくて、大宇宙の星のメッセンジャーを目指し日々奮闘中。わたしにとっての星読みは人生に彩りを与えるアートであり、心に潤いと感動を与えてくれるもの!そして、癒しと気付きのセラピーにもなってしまうもの!!日本中、世界中、なんなら宇宙中の仲間たちとそんな星よみみを愉しみたいという広大無辺な夢を、今日も天に祈り星と語る。