12アーキタイプのトップバッター、牡羊座のエネルギーってどんななのかまとめてみます。
必ずしも太陽星座(サイン)が牡羊座じゃなくても、誰の中にも「牡羊座」とその支配星である「火星」のエネルギーを持っています。「なにかをやる時」「どこかへ行く時」「仕事をする時」「なにか始める時」「動き出す時」など、「行動を起こす時」の場面ではみんな「火星」を使っているからなんです。
牡羊座は12サイン(星座)の1番目、大いなる宇宙の源からこの地球上に生まれ出た最初のエネルギーです。
お母さんの狭い産道をやっとくぐりぬけて、「オッぎゃあ~っ」と勢いよく泣きだす赤ちゃんの元気いっぱいなエネルギーがまさに牡羊座。純粋そのもの。生まれたてのピュアな命。その存在だけで周囲に喜びと感動を与え、みんなを笑顔にするほどのパワーに満ちているのです。
ルーラーは火星♂ 「男性性」「活動宮」「火」のエレメント
牡羊座のルーラー(支配星・守護星)は火星で、「男性性(出)」「陽」のエネルギーで、「活動宮」に属す、「火」のエレメントです。
(※ホロスコープではサインを2~4に分割してグループ区分をします。
2分割は「男性性(出)/女性性(受)」または「陽/陰」と分けます。
3分割は「活動宮」「不動宮」「柔軟宮」という分け方。
4分割は「火」「地」「風」「水」のエレメントで分けられます。)
特徴は「情熱」「行動力」「純粋さ」「一番!」
牡羊座は、勢いよく真っ赤に燃えたぎる炎 のような、情熱に満ちた パワフルなエネルギーです。
この地球に人として生命を芽吹かせた魂が、喜び勇んで わき目もふらず猪突猛進する原初的 なイメージ。赤ちゃんが夢中でハイハイしだすような。「いくぞーっ!」「やるぞーっ!」と意気込んで、なんにでも 頭から突っ込んで挑んでいく 感じ。
牡羊座はこの、頭から突っ込む 感じなんです。先頭を切るんです。「われ先に」 をやりたいの。絶対に遅れを取りたくない。
とにかく、元気に、勢いよく、がむしゃらに走って一番になる。そして 自分の存在をこの世界に向けてアピール する。それが 牡羊座の最たる特徴なのです。
なんでも一番先が好きです。一番乗りをしたいので、精力的で情熱的です。行動力は誰にも負けません。特に新しことへの意気込みは 絶対に 譲りません。未体験ゾーンを開拓して挑戦していくことが生きがいと言ってもいいほど。「早い者勝ち」を誰よりも喜ぶのが牡羊座。
行動力と勇気がある 怖いも知らずの先駆者なので、開拓精神にも溢れた 頼もしいリーダー格です。たった一人でもガンガン進みます。後に誰もついて来なくたってまったくお構いなし。むしろ目的のためなら孤高の一匹狼でいることが大満足。
というか、赤ちゃん気質なので他者との協調ができません。というより、そういうことはまだ分からないんです。ピュアすぎるので、自分の情熱に突き動かされると、周りが一切見えなくなります。だから、みんなで協力する、というのはどちらかと言うと苦手です。誰かの後に追従するのはもちろん、上から指示されるのも苦手。無理です。
でも、たんにピュアなだけで悪気は全くないので、許されてしまいます。それくらい純粋なエネルギーと言えるんです。
純粋さゆえに、権威的なものや未知の世界にも怯みません。思い立ったらそく行動です。立ち止まってよく考えずに突き進んでしまうきらいがあるほど。思い付きで早合点のまま実行してしまうので、当然失敗も多くなりがちです。が、それでも持ち前の純粋さが、いさぎよさでもあるわけなので「よしっ。じゃ次いこう!」と、立ち直りも人一倍早いんです。
そんな素直さがあるので、嘘やごまかしは大嫌い。人とも物事とも正直に真っすぐに向き合おうとします。気取らず人見知りもしないので意外と社交的な面もあり、裏表も駆け引きもないストレートな人付き合いを求めます。
こんな牡羊座の積極性とバイタリティは、周囲が不可能だろうと思えるほど困難なことにも果敢にチャレンジしながら、何があっても前に前にと進み続ける情熱とエネルギーになっているのです。
マイナス面のエネルギーは「怒り」「戦い」「事故」
行動力や情熱は、行き過ぎると「怒り」や「争いごと」のエネルギーになります。突発的なアクシデントや交通事故、火事などを引き起こすのもこの「牡羊座・火星」のエネルギーです。
ときに主張が強くなりすぎ、脅威的になってしまったり攻撃的になる要素とも表裏一体なんですね。
また、うまく使えない場合の違った表れかたとして、「弱さ」や「傷つきやすさ」という側面もあります。サイン(星座)によっては、使いこなしが難しい場合があります。でも、もちろんその場合の使い方のコツもあるので、今後別記事で書いてゆこうと思います。
いずれにしても、どんなエネルギーでも同じですが、特に火星のエネルギーは使い方次第で非常に危険であったり、困った局面になることが多いということを意識しておくことが、牡羊座や火星のアーキタイプが強い人にはとても大切だと思います。
牡羊座・火星のアーキタイプが強いのはどんな人で、どんな感じなのか
牡羊座のアーキタイプは、自分を全面に押し出してゆくチカラを象徴しているので、活発で自発的に動こうとする人。独立心と開拓精神に富み、前へ前へと前進しようとする人です。
また、自分の意志や主義主張を持って最前線で戦える勇敢で負けず嫌いな人。なので、牡羊座アーキタイプと言えばスポーツ選手、アスリート、なかでも格闘家が代表格です。
純粋で情熱的な意志は 大胆な行動力 としても現れるので、起業家や冒険家タイプもそう。
また、ルーラー(支配星・守護星)の火星や、火というエレメントから、消防士や警察官などの職業、あるいはそれらの職業を目指したいなと思っている人も牡羊座アーキタイプが強いと言えます。
では、それが「強い」とは どういうことか。
太陽星座や月星座が牡羊座だったり、牡羊座のハウスに天体が集中していたりする場合は、「牡羊座・火星」のエネルギーが強いと言えます。また、ちょっと専門的になってしまいますが、火星にたくさんアスペクトがあったり、またはホロスコープのアングルやグリッドと言われるポイントが牡羊座だったり、あるいはその近くに火星がある場合も、とてもそのエネルギーが強めです。
火星が強めの人は、今生はそのハウスの領域で、そのサインのテーマで、火星的なことが強調される人生になります。
例えば、10ハウスのMCの近くにあってそこが牡牛座の場合。10ハウスは「社会的なビジネスの領域」で、牡牛座のサインは「着実に粘り強く体感覚を使ってモノゴトを具現化するのがテーマ」なので、美食を追究する5つ星レストランの一流シェフとか、超高級マンションの敏腕経営者とか、あるいは富裕層向けのフィットネスクラブなんかのビジネスで成功を収める可能性がりあそう、なんて読み方ができそうです。
スポーツでもビジネスでも、火星のエネルギーを上手に使うことが成功の秘訣なのです。多少の強弱の差はあれ、誰でもみんな必ず、牡羊座も火星もその両方のエネルギーを持ってますからご心配なく。
太陽星座が牡羊座の人へのメッセージ
常に新しいことを開拓し、そしてそのチャレンジ精神をけして止めずに「自分が何者なのか?」の探求を楽しんでください。
もし太陽星座が牡羊座の人が、他人に指示されることに従ったりお膳立てされた筋書きを黙ってなぞっていくだけの毎日だったとしたら、それはかなりつらいでしょうね。
トップの座を宿命づけられているとも言える牡羊座さんには、モヤモヤした悩みや障害に立ち止まったり、怖気づいている暇などありません。
とにかくどんな事でも、何でもいいので、情熱の赴くままにスタートダッシュして、困難にぶつかっても何度でも起き上がって立ち向かう。目標を定めたら、勝つまで戦う!!結果を手にするまであきらめない。
無謀と思われるような勝負にも挑み、それを必ず成功させるだけの能力と、そしてそれをみんなに示すようなリーダーになる役目が与えられているのですから!
常にトップありきの牡羊座さんには、チームや組織のリーダーとして活躍できる素質があるのです。物怖じしない勇敢さとまっすぐなパワーで、みんなを引っ張って行きながら多くの人たちの力を味方につけることで、さらに大きな成功を手にすることができることを思い出してください。
サバイバル精神を武器に果敢に新しい世界、未経験の分野に挑戦することこそ、牡羊座の太陽は魅力的に輝くのです。