アストロロジー

【アーキタイプ】双子座・水星・3ハウスのトリセツ

12アーキタイプの3番目「双子座・水星・3ハウスのエネルギー」ってどんなのかについてまとめます。

必ずしも太陽星座(サイン)が双子座じゃなくても、誰の中にも「双子座」とその支配星である「水星」のエネルギーを持っていて、みんな日常的に使ってます。

「人」だけとは限りません。
アストロロジー(星読み)は「人」のエネルギーだけじゃなく、「国」や「社会」や「組織」の持つエネルギーにも通じます。

もちろんこれは水星だけに限らず、どの天体も(太陽だって、火星だって)国や組織や会社などの運命や方向性に大きく影響するのです。

だから星読みは古今東西、国の情勢や、組織の方向性・運勢などの判断材料とされていて、統治者や権力者たちの必須アイテムだったんです。

ではさっそく、その水星を使ってビューンといってみます!!

「マインド(意思)」「学び」「情報発信」「人とのつながり」のエネルギー

人に何かを伝達したり、勉強したり、仕事やビジネスしたり、いわゆる左脳的な知的作業をさせてくれるのがこの「水星」です。

こうしてブログを書いたり情報発信するのも、まさにこの「双子座・水星」エネルギーを駆使してるわけです。

「双子座・水星」のアーキタイプは、何かと何かを「つなげる」というエネルギーです。

人と人をつなげる」コミュニケーションのエネルギーであり、
そこから「情報」が行き来し、それは「知識」を広げ「学び」「思考」をうながし、
さらに次につながろうと「移動」してゆくことで「交通」「通信」に発展し、
またさらに横につなげようと「商い(ビジネス)」へと発達し、
「スピード感」へとつながる。

そんなイメージが「水星」です。

支配星は水星、「男性性」「柔軟宮」「風」のエレメント

まず、基礎知識のおさらいです。

※ホロスコープではサインを2~4に分割してグループ区分をします。
2分割は「男性性(出)/女性性(受)」または「陽/陰」と分けます。
3分割は「活動宮」/「不動宮」/「柔軟宮」と分け方ます。
4分割は「火」/「地」/「風」/「水」のエレメントで分けられます。

ひとつ前が「女性性」エネルギーだった「牡牛座・金星」で、その次なので、
「双子座・水星」男性性のエネルギーで「外側」に向かいます。

「柔軟宮」というのは、順応性・柔軟性に優れているので潤滑油的な仲介役をこなせるフレキシブルな感じ。変化に富むモードです。

「風」「マインド(理性)」を表します。
「爽やかで風通しがよい」「淀みのない」「ドライな」思考で、「時間と空間」を重視します。あくまでも心情的でなく、思想や利害関係で結ばれるのが「風」。
だから、距離を置いたり、客観的であったり、合理的、抽象的である、ややドライでクールなのが「風」のエレメントの特徴です。

「双子座・水星」エネルギーをストーリー展開させると・・

「双子座」は、そのひとつ前のサイン(星座)だった「牡牛座」から、ちょっと知恵がついたお兄ちゃんのイメージ。

「牡羊座」は、まだ何も分からない生まれたばかりの赤ちゃん、
「牡牛座」は、少し自分に興味を持つ2~3歳くらいのおしゃまなお姉ちゃん、
「双子座」は、幼稚園か小学校にあがって、初めて勉強したり、たくさんの友達を積極的に作り始めるお兄ちゃん、みたいな感じ。

今まで雄羊、牡牛と「動物」の象徴が続きましたが、双子座は「人・ヒューマン」が象徴でマークにもなっています。

ひとつ前の「牡牛座」では、カラダの五感があるということに気付き、自分の内側にこもり、好きなものを見付け、リソースを見出し、それを使って自分にとって価値あるものを生み出してゆきました。そんな「静的」なエネルギーでしたが、今度はその「自分の価値」や「創造物」を持って「外に」出ようとする「動的」なエネルギーです。

自分以外の誰かとつながろうとします。だから人と人とのコミュニケーションの出発点なので、双子座は「人」が象徴になっているのです。

人と人とのコミュニケーションからは「思想」「情報」が行き来します。小さな子どもが初めて公園デビューするのも、家の中の狭い世界だけでなく、他の子どもたちとのコミュニケーションをさせる目的もありますよね。

そしてその頃には「学び」も始まります。新しい世界を次々に「知識」としてインプットしてゆきます。それも、ひとつ前の「牡牛座」で身に付けた感覚的な判断の仕方ではなく、双子座では「知的好奇心」が芽生えてくることで、物事と言葉をつなげる「識別」ができるようになります。

コミュニケーションを通して外の世界を学び、知識をつけて、それを外にむけて情報伝達するエネルギー。それは一か所にとどまらず、地域を超えて移動します。

だから人も情報も、移動させるエネルギーであることから、交通網や通信を発達させるエネルギーでもあるわけです。

また、それらは世の中の様ざまなスピード感を促進させるエネルギーとも言えます。

双子座・水星のアーキタイプが強いのは、こんな人

双子座は、見る物、知ることなんでも楽しんで、それを誰かに伝えたい。12サインの3番目で、まだまだ若いエネルギーなので「楽しいから」というのがベースです。

友達と話すのも、どこかへ行くのも、新しいことを学ぶのも、ただ楽しいから。なんでもかんでも知りたいし、知ったら黙ってられなくて話したくなっちゃう。だから持ってる情報も知識も豊富になる。よく学び、よく遊ぶ。けっしてジーッと落ち着いてなんかいられない。

ちゃかちゃか行ったり来たりする風来坊の如く、軽快に、柔軟に、興味がありそうな面白い事を探して飛び回るのが「双子座・水星」アーキタイプが強い人の特徴です。

そこには、まだ思慮深さとか情感的なものはなく、ひたすら無邪気に好奇心を満たしたい。楽しさ余って、時には話を大きく伝えてしまったり、ちゃめっ気が行き過ぎて嘘をついてしまったり。楽しさを追究するあまり「つい、お調子者をやっちまう」ってこともあります。

でもこれも、小さな子どもが周りのおとなの気を引くために悪気なくやっちゃう、みたいな。そんな感じ。まだ若いから。

コミュニケーション能力が高く情報通なので、流行に敏感。それも、楽しさありきなので、人を笑わせる話術にもたけ、臨機応変に素早くその場の空気感を察知することも。機転を利かせることができるから、人が集まる場所ではかなり重宝される人気者です。

もちろん、文章を書いても面白いし、商才もあるし、会社や組織ではムードメーカーなだけでなく上司や取引先のご機嫌取りも抜群にうまいはずで、そうなればビジネスセンスにかなり有効に働くのがこの「双子座・水星」のエネルギーです。

ただ、キーワードの一つでもある「若さ」ゆえに、精神的にはまだまだ未熟で、自分の強みであるはずの「知識」に、絶対的な自信があるわけではなかったりします。常に疑いつつ、モノゴトを斜めに見てしまう、そんな側面もあります。

だからこそつい手を広げて、表面的な知識や情報、人とのつながりを一生懸命かき集めて、なんとか不安を払拭しようとするのかもしれません。

それにしても、「双子座・水星」と言えば、話題が尽きずおもしろい。いくつになっても、若々しくて生涯モテ期がつづいてる。そんなイメージです。

「双子座・水星」エネルギーを上手に活用する3つのコツ

仕事や勉強には欠かせないエネルギーなので、うまく使いこなしたいのがこの「双子座・水星」のアーキタイプ。

「双子座・水星」を輝かせるには、自分の考えや知識など持っている情報を誰かに伝えることです。ブログを書いたり、YouTubeで話す動画を撮ってみたりして、自分の得意なことや専門分野、経験・体験してきたことついて、なんでも良いので発信することにつきます。

自分にとっては取るに足らない知識でも経験でも、それは必ず受け取りたい誰かがいるからです。

双子座は、「男性性」の「外に向かう」エネルギーなので、とりあえず思い切って「ガツンと飛び出す意欲」を持つことが第一のコツです。

あまり難しく考えないで、「行き当たりばったりでもいいや!とりあえずいっちまえ~っ!!」みたいなノリで、ふわふわふわ~っと風のようになびいて行って、ぶつかった人、情報、知識を柔軟に掴む。そしたらそれを「よし。出しちゃえ~」と、次にバトンタッチさせることを意識する。そんな「フットワーク軽く、迅速に伝達」することを意識してみるのです。とにかく動く。立ち止まらない。スピード感ある流れを作る。これが2つ目のコツ。

でも、行き詰まってしまったら。その時は「深呼吸」で回復です。深呼吸することで、一旦思考が停止されますよね。つまり、マインドがリセットされて新たな空間ができるので、そこに新しいインスピレーションがピピッと入ってくるようになるのです。

だから、3つめのコツとして「呼吸」の使い方も意識してみることが効果的です。ヨガや瞑想などのマインドフルネスを上手に取り入れることが、昨今大注目されていたのも、このことにつながります。「双子座・水星」を有効活用するには、ときとして必要なアクティビティと言えそうです。

ABOUT ME
KOTORI KUMIKO
KOTORI KUMIKO
【星よみカウンセラー】 お寺に生まれ「祈り」を生き方のベースとしています。星よみは感性にゆだねならも、「なぜそうなのか?」を論理的に現実的に伝えたくて、大宇宙の星のメッセンジャーを目指し日々奮闘中。わたしにとっての星読みは人生に彩りを与えるアートであり、心に潤いと感動を与えてくれるもの!そして、癒しと気付きのセラピーにもなってしまうもの!!日本中、世界中、なんなら宇宙中の仲間たちとそんな星よみみを愉しみたいという広大無辺な夢を、今日も天に祈り星と語る。