インナーチャイルドとホロスコープは嘘つかない
ただいま運行中の太陽は、わたしの誕生星座水瓶座を、土星と木星にガッツリ挟まれながら通過中である。そんなおり、昨日は、ものすごくツラいことと、ものすごい嬉しいことがセットでやってきた。
それはもう笑ってしまうくらい、ホロスコープそのまんまの出来事。我ながらいたく感心してしまう。
ツラかった事というのは、自分の心の闇の底なし沼にまたしても足を取られてしまったこと。両親に関することで。自分の中にあれほど根深い悲しみがはびこっていたとは。。この歳になるまでまったく気付けなかったのだ。インナーチャイルドの悲痛な叫び、恐るべし!!
数日前から、得も言われぬほどの苦しい感情がやって来ていた。最初は激しい怒り。憤り。人間の怒りのエネルギーって本当にスゴイ。自分の心を焼き尽くしてしまうんじゃないかと、怖くなるほど怒り狂う。なんでも広げてしまう木星のお陰で、怒りは怒りを呼び、収まらなくなってゆく。
心が炎上してゆくと、こんどはそれを消火しなきゃとばかりに大放水がやってくる。怒号の感情はいつしか激しい悲しみとなり、涙をボロボロ流させる。浄化の涙だから、これが来たら一安心。気が済むまでひとしきり泣かせてあげる。
よし。完了。苦しかったモヤモヤは一旦静まったかに見えた。
が、しかし。いざ両親と対面すると、小さな子どもじゃあるまいに、まだ彼らの目を見て話すことが出来ない。心がしぶとく、わだかまっているらしい。まいったな。こりゃ相当、根深いな、と知る。いや、ホントに苦笑してしまうのだけど。。
まいったなあ、まいったなあ、と思いながら、実家を手伝いに来ていた妹と一緒に、庭の掃除をしながら雑談に興じる。
厳しくて厄介な土星先生だった妹君
実は、なんか少しギクシャクしていた妹。お互い、腹の探り合いではないが、でもなんとなくそんな感じのこの数年。
心当たりはあった。その妹とは、お互いの土星・太陽・水星が、0°と90°の激しいアスペクトで交錯している。土星は制限・試練。水星は兄弟姉妹。太陽は自分の目的。
水星の90°からは、もともと姉妹間で衝突しやすいことがわかる。そして、お互いの土星・太陽の0°と90°は、それぞれの目標達成のためには、お互いが良き先生役を演じ合わなきゃいけない、という意味が。
だから、ときにお互いがお互いの目の上のたんこぶみたいな存在になったりする。でも、それを認めて、先生役からの助言を聞き入れてやるべきことをやれば、いつかお互いが最強なサポーターになる、という意味の配置でもある。
そんな妹に、わたしは自分が今一番心を奪われているアメリカの行方について、やや興奮気味に夢中で持論を話し出してしまった。それは、日本では一般的には恐らくまだかなりマイノリティな考えだと思うのだが、まあ妹だしという気安さもあり一気に噴き出す。
そしたら、なんと彼女は真っすぐに受け止めて聴いてくれたのだ。しかも、いとも容易く「それ、ありかも。ちょっとビックリだけど。分かる気がする」と。こっちが啞然としてしまった。
それがきっかけとなり、わたしの心は、一気にこの妹君に開かれていったようだった。話しやすくなったノリで、ついでに、わたしが自分の心に両親への深い闇を持っていることも打ち明けてみた。
そしたら、それも分かってくれた。この妹には、きっと理解されないだろうと、勝手に決めつけてあきらめていたのに。ぜんぜんそんなことなかった。ただ、わたしが勝手にそう決めつけていただけ。思い込みだった。
いま現在、運行のノースノード(ドラゴンヘッド)は双子座で、双子座には兄弟姉妹というキーワードもある。まさに、この妹との葛藤、とは言わないがプチ・ギクシャクは、わたしの中でのちょっとした課題の一つだった。
でも、こうして、両親のことを今世紀最大に悩んでいたさなか、ここしばらくわたしにとっていわくつきだった妹に、核心の両親のことではなく、わたしの最大の関心事のアメリカネタを話したことで、一気にエネルギーは変化した。
自分が大切に思えること、それが何より偉大なエネルギーになる
「自分の関心事」。ここがミソだったんじゃないかと思う。
自分の心が熱くなること。つまり、エネルギーが注がれていること。
それを、今まではちょっと自信が持てずなかなか伝えられずにいたけど、それを思い切って、自分の感性に従って放出させてみた。
そしたら、そのエネルギーは伝わった!!
妹のことは、わたしは魂レベルではものすごく信頼してるはず。だから潜在意識的には、ちゃんと彼女に受け入れられると分っていたんだと思う。その魂レベルで繋がっている妹に、自分のエネルギーを伝えたかった。そしたら、それはちゃんと通じた。大成功だった。
いや、生まれる前に双方の魂が決めてきていた課題を、ここでやることになっていたのだろう。星読み的には、わたしはそう解釈する。
その課題をクリアしたことで、今まで土星先生だった妹が、わたしの良き理解者&良きサポーターになってくれたのだ。
彼女にとっても、わたしは良き土星先生だったはず。今まで、お互い深い話をする時間もチャンスもなかったけど、その絶好のチャンスが偶然訪れた。お互い、それを上手く活用することが出来た。妹は、わたしの突拍子のない話のせいで、それまでの彼女の常識はガラガラと音を立てて壊された、と言った。でも意識の変容が起きて良かった、とも言ってくれた。
わたしも妹も、やや複雑な存在だったお互いだった(かもしれない)が、なんとこの期に及んで、幼いときから一番気心の知れた最強のパートナーシップへと変容しているのだ。なんとも心強いものだ。
両親への闇が、妹との関係改善に変わったのはさそり座ワークの効果
さて、両親への気持ちも、どんどん和らいでいるのは言うまでもない。
たぶん、これでわたしのインナーチャイルドは本当に癒されたんじゃないかと思う。うーん、まだちょっと自信を持って言い切れないけど、そんな気がする。いや、そう願う。
もし今度こそ本当に、両親の目を見てきちんと笑顔で話せるようになっていたら、それは間違いなく妹からもたらされた癒しのお陰だと思う。妹よ、感謝。
と同時に、妹からでもあるけど、それを可能にしたのは、わたし自身がしっかり闇と向かい、時間をかけてゆっくりゆっくり闇のヴェールを溶かしていったから、だと言いたい。
こんなことを思いながら、ブログにするからには、みんなに伝えたいことがある。
闇と向き合うこと。シャドーワーク。蠍座にはこれがないと、次には行けない。
どうやってシャドーワークしたらいいか分からないときは、ぜひ相談に乗らせて欲しい。ちゃんと教えられると思う。役に立てるかもしれない。
いつか、ここにも書きたいとは思うが、文章にするのはちょっと難しい。なぜなら、やはり心と心で向き合いたいから。
闇は必ず自分で癒せる。いや、自分じゃなきゃ、闇も、インナーチャイルドも、きっと癒せないと思う。