ホロスコープからみる、人と世界の「運命」
それぞれの人生には「運命」があるように、世の中にも運命はあります。
宿命ではなくて「運命」。つまり、運ばれてゆくもの。変わりゆくもの。努力や頑張り次第で切り拓いてゆける「運」というやつです。
それが世界全体や社会全体にも、組織にも会社にもあります。星読みでも、そう考えます。
ホロスコープには、運命の方向性を読むポイントがあって、それをドラゴンヘッド、もしくはノースノードと言います。天体ではなくて、あるポイントなんですね。
そのドラゴンヘッドは、人だけじゃなく国や組織のホロスコープでも同じようにちゃんと確認できます。つまり人でも国でも組織でも「運命」の行く先ポイントが読めますよってこと。
そんなわけで、今回は今現在の世界全体のドラゴンヘッド(運命の行く先)について解説してみます。
「双子座」のドラゴンヘッドは、今の世界共通のテーマ
ドラゴンヘッドというのは、「龍の頭」ですね。
龍は、霊性の象徴です。つまり、「魂」だと思ってください。
ホロスコープには「ドラゴン(龍)」の、「ヘッド(頭)」と「テイル(尻尾)」とされるポイントがあり、それはそのホロスコープの「運命の軸」が表されているとしています。
星読みでは、魂はホロスコープ上の「テイル(尻尾=過去)」から、「ヘッド(頭=未来)」へ向かって進化・成長していると考えます。
なので、運命の方向性を見るときにはその「ドラゴンヘッド」を見るんですね。
で、そのドラゴンヘッド、いま現在の天空を運行中の龍の頭は「双子座」にあります。
運命の方向性というのは、今現在の意識を向かわせるべき「テーマ」だと思ってください。そのテーマに取り組むことで、運命が向かおうとしている通りに、正しい方向に真っすぐに進んでゆけるよ、ということ。
だから、いま現在は「双子座」のテーマに取り組めば、この先は順調にこの世界の共通の運命に向かって、それぞれの良き道が拓かれていくということです。
「双子座」テーマは2022年1月まで。具体的には・・
現在の世界の共通テーマは「双子座」ということで、双子座テーマのキーワードがクローズアップされています。
双子座のテーマは「多様性」です。
- 人・情報・コミュニケーション
- 交換・移動・通信
- 学び、勉強
- 兄弟や親せき、仲間との集い
などが、キーワード。
左脳を使う作業をするときに使う「水星」が守護星だから、存分に水星力を発揮するのがポイントです。
まず、「情報」はメディアや通信も表すので、どんな情報を、どうやって取り入れるか、そして誰に伝え、つなげてゆくかが問われています。
従来の主な情報収集源だった新聞、テレビなどの主要メディアは、だんだん信頼性が疑問視されてきているし、その代わりにいろんなSNSのプラットフォームなんかが続々出てきているところ。情報との関わり方、取捨選択も重要テーマです。
そして、身近な仲間との繋がりがとても大切で、今まさに優先的にやっておきたいこと。
地域や自分が属する組織など、近い距離でつながれる仲間がいれば理想だけど、必ずしもそうじゃなくても、今はネットで時間も空間も超えて誰とでも繋がれる時代。
価値観に共鳴できる仲間とつながろうと思えば、比較的簡単にできるはずですね。
その価値観を共有するためには、その前に自分の大切な価値を見極めておくことも最重要。
だから、学びや勉強などに時間やお金を投資して、社会に還元できる自分のリソースを強化してゆくことも優先的にしてゆくと良い時期、と言えます。
何より大事なテーマは『多様性』の学び
うえに書いたことが双子座的なテーマなんですけど、それはつまるところ『多様性』を学び、確実に自分に落とし込もうということだと思います。偏見を本当になくしていこう、ということ。
この世の中は、多様性の世界。
色んな文化や習慣や価値観が、それぞれの国や地域に根付いているし、同じ国の中でも、さまざまな人々の異なる考え方や思想があるもの。
そして、それは本来それぞれが、絶対的に自由であるべき。
誰にも奪われたり、従わされたりするものであっては、いけないものですよね。
色んな考えや価値観、主義主張を自由に表現して、自分の知らない世界観を広げてゆくための『多様性』なんだから。
でも、残念なことに今の世の中では、それが出来ない国や地域がたくさんありますよね。
民主主義と言われるはずの大国だってそう。小さな部落や村に至っては、どんどん追い詰められその文化を根こそぎ消滅させてしまおう、という考えられないような酷いことをしている人たちもいます。
そこまでひどくないにしても、日本だってまだまだ、右へならえ、出る杭は打たれる、みたいな古い価値観のところがいっぱいありますよね。
でも、そんなオカシナ事象は、そろそろこの世界から一掃されてゆくと、わたしは思います。そんなに遠くない将来に。
そうなった時、わたしたちは本当にそれぞれの個性、多様性を尊重する新しい世の中を、創り直してゆくことになると思う。
だから今、双子座が世界の共通のテーマということは、やはり『多様性』に目を向けて、それを受入れ、自分も自分の個性を思い切って表現してゆけるように、その準備とか練習をしてゆく必要があるね。ということなんじゃないかなと思うのです。
天体の「エネルギー」の意味
さて、「水星力」とか、水星の「エネルギー」ってなにか、って簡単に言うと、
- 「自分で調べてみよう」とか
- 「〇〇さんに会おうよって連絡してみよう」とか
- 「文章で書いて伝えてみよう」とか
- 「YouTubeで情報発信してみよう」とか
こんなような、自分の頭(左脳)を使って「これやろう」とするときの、自発的な意欲的なエネルギーのことです。それが、いわゆる水星のエネルギーを使うってこと。
水星のエネルギーが上手く使えないと「自分で調べるのめんどい」「読むのいやだ」「誰にも会いたくない」、なんてふうになります。
つまり、夜遅くまでめっちゃエネルギッシュに勉強がんばったけど、深夜1時には「もう疲れた。気力なくなってきた・・」とか「エナジー切れだ!」って言いますよね。
それ。「気力」とか「エナジー」って言ってるのが、天体のエネルギーってことです。
その「水星」のエネルギーは、この地球上の人類、もれなく全員持っています。ご心配なく。誰一人、水星持ってません、という人はいません。
もし、水星が双子座にあれば、人よりちょっと強めの水星。
逆行水星で生まれていたら、普段はちょっと水星力控えめだけど、年に数回の逆行期間は、がぜんパワー全開になる水星。
海王星や月とアスペクト(角度)取ってる水星だったら、左脳力に右脳力も加味されたひと味違った水星、とか。
みんな持ってる水星ではあるけど、同じ水星でも個性もあります。
だから、楽しいわけですよ。
そして、色んな考え方にもなるわけ。
これからはそれをもっと楽しむために、いま現在のドラゴンヘッドのテーマは「双子座」なんだろうな、と思います。
ちなみに、ドラゴンヘッドがひとつの星座に滞在するのは、約1年半。
2020年5月5日から2022年1月18日まで。
今年いっぱいよく学び、よく集い、水星を使って自分をどんどん外に伝えてゆこうではありませぬか!!