アストロロジー

【新月・日蝕/射手座24度】風の時代へいよいよカウントダウン

12月15日01時16分、射手座24度の新月・日蝕

2020年、今年最後の新月で、日蝕を伴ったとてもスペシャルな新月です。

ここからいよいよ、12月22日冬至の直後に迎える2020年の宇宙の一大イベント『木星・土星のグレートコンジャンクション&ミューテーション』へ向けてのカウントダウン。約240年続いた「地の時代」を締めくくる最後の一週間となりました!

日蝕・月蝕は、太陽と月と地球が一直線に並び、この地上に宇宙からの強烈なエネルギーが降り注がれ「新たな運命の始まりの扉」が開くとても大切な節目です!!

この新月・日蝕を新米アストロロジャーの目線から読む

蝕は、地球から見た太陽と月それぞれの軌道が交わるポイント(ノード軸)のすぐ近くで起こります。ぴったり度数が重なれば皆既日食、少し離れれば半影の蝕になります。

占星術では、太陽は未来を、月は過去を表します。

つまり、過去から未来へと魂の進化がたどる「運命の軸」が太陽・月と重なることで宇宙のポータル(玄関口)が開き、そこからまたさらに新しい未来が展開してゆくとされているのです。

ホロスコープ上で「運命の軸」とされているノード軸は、
過去との接点を、サウスノード(またはドラゴンテイル)、
未来との接点を、ノースノード(またはドラゴンヘッド)と言います。

霊性の象徴とされるドラゴン。龍が天空を目指して上昇し、また地上めがけて舞い降りる姿を、占星術では魂の進化の道すじと捉え、その上昇する方向を「未来」(ホロスコープ上の北方位)、降下する方向を「過去」(南方位)になぞらえて読んでいきます。

過去と結ぶサウスノード(ドラゴンテイル)は「魂の課題であるカルマの解消」に、
未来と結ぶノースノード(ドラゴンヘッド)は「今生でのさまざまな縁や使命」に、
関わっているとされています。

今回の新月・日蝕は、サウスノード側(ドラゴンテイル)で起こっているので、つまりこれまで200年以上続いた「地の時代」からずっと持ち越してきたカルマ、それも個人のものも集合意識的なもの含めたすべてを解消する大切なタイミングと言えます。

まさに新しい「風の時代」を迎える入り口に立つ、とても重要な時代の転換点です。

日蝕・月蝕は「地球」「月」「太陽」とそれらの軌道の「交点」が一直線に並ぶことだと説明しましたが、つまり必ず新月・満月のタイミングで蝕が起こります。そして、そのエネルギーは毎月起こる新月・満月より半端なく強烈なパワフルさで、しかもじわじわとじっくり時間をかけて、地球全体にもわたしたち個人の人生や日常生活にも影響を及ぼします。次の蝕まで約半年くらいそれは続くようです。

今回の新月と日蝕は3ハウス射手座24度で起こり、その3ハウスには水星も入っています。水星は3ハウスのルーラーなので、この水星は大事なキーです。なんのために重要なキーかと言うと、過去のカルマの解消と、新しい運命を切り拓くこと、その両方に重要な役割を果たすという意味で、です。

3ハウスは、身近な親しみのある場所や地域、またそこで兄弟や友達と交流したり学んだりすることを象徴する部屋。
射手座は、高い理想を求めて哲学したり霊性を追求しどんどん意識を成長させようとするエネルギーです。
そして、この新月・日蝕の射手座24度はのサビアンシンボルは「家のドアにとまっている青い鳥」。

わたしが、この新月・日蝕から強く感じるのは、

これまで握りしめていた、常識だと思って疑いもしなかった情報や価値観や関係性そして意識や感情などを、もう一度しっかり見詰め直し、時代が変わってもずっと持ち続けたいと思えるものだけを見定めて残し、あとはしっかり感謝して祈り手放してみる。より高い霊性を目指すために、できるだけ身軽になることに意識を向けてやってゆく。

そして、自分に必要なものを見極めるために、あふれる情報に流されず、自分の感性を信じられる自分になる。自分は何をどう感じているかを、いつも意識してみる。そして、自分の価値基準で考え判断することができる自分軸をしっかり持てる自分になる。

霊性の成長のために追い求める理想は、本来そんなに難しくも高尚なことでもなく、実は身近な足元に、家の中にこそあるんだよ、と青い鳥のサビアンは教えてくれている。だから、特別な何かを目指さずとも、自分が今あること、今いる場所、今ある関係からこそ気付けるものがあって、そこにこそ本当の霊性があるんだよ。それに気付いてゆこう!!

ということです。そんなことを意識して、次の蝕までの半年を過ごしてみたいなと。そう思っています。

なんか、うまく表現できなくて非常にもどかしいんですけど。そうそう、水星がキーポイントだから「深呼吸」(水星は『肺』も司ります)を意識して使うことの大切さもここにリマインドしておきます。

このあと、いよいよ新しい時代へ

17日には土星が水瓶座へ、
19日には木星も水瓶座へ、
21日には太陽・水星が山羊座に入り冬至を迎え、そしていよいよ
22日には木星・土星が水瓶座0度で重なり『風のグレードコンジャンクション&ミューテーション』

新しい「風の時代」を迎えてゆきます。

ABOUT ME
KOTORI KUMIKO
KOTORI KUMIKO
【星よみカウンセラー】 お寺に生まれ「祈り」を生き方のベースとしています。星よみは感性にゆだねならも、「なぜそうなのか?」を論理的に現実的に伝えたくて、大宇宙の星のメッセンジャーを目指し日々奮闘中。わたしにとっての星読みは人生に彩りを与えるアートであり、心に潤いと感動を与えてくれるもの!そして、癒しと気付きのセラピーにもなってしまうもの!!日本中、世界中、なんなら宇宙中の仲間たちとそんな星よみみを愉しみたいという広大無辺な夢を、今日も天に祈り星と語る。