太陽星座がしっくりこない人々
自分の太陽星座なら、星読みに興味がない人でもほぼほぼ知っているでしょう。
でも、その太陽星座の説明を聞いても、いまいちピンと来ない人が意外と多いのでは?
わたしもそうでした。太陽水瓶座ですが、水瓶座は「自由で博愛主義、変わり者の天才肌」と星読みのテキストにはありがちですが、そうは言われても自分には博愛主義くらいしか思い当たらず。星読みを学び始めた頃の最大の謎でした。
その答えの一つとして、ホロスコープの「太陽」が表すのはその人のパブリックな側面で、「月」が表すのがその人のプライベートな側面という意味だから、という理由があります。
「太陽」はその人が社会での活動における場面で発揮されるエネルギーで、いわば人生で向かう目標です。
いっぽう、その人が外での一日の活動を終えて帰宅し、仕事用のスーツから部屋着に着替えリラックスモードの自分になると、そこにひょっこり出てくるのが「月」のエネルギーです。
当然ながら、昼間は太陽のエネルギーで活動し、夜になったら月のエネルギーでリラックスする。どの人にも同じように、太陽と月、両方のエネルギーがあるわけです。だから、職場や外での顔と、プライベートでのリラックスタイムの素顔のときとでは、全くキャラやオーラがが違うのはこの理由からです。
なので、自分の太陽星座に違和感を持っている人は、月星座をチェックしてみましょう、ということになります。これです。月星座の特集や月星座メインの書籍やサイトが存在し人気があるのは。本来の素の自分のエネルギーをもっと知りましょう、というのが狙いです。
人には何パターンものキャラが同居する
太陽星座と月星座が違えば、パブリック(公)とプライベートのキャラが異なる二面性を持つ人物像ということになります。
二重人格と言うとネガティブに聞こえるかもしれませんが、でも二面性には何の問題もありません。
人は二面性どころか、多面性がある生き物なのです。
仏教の教えでは、どんな人にも、篤信の聖人君子にも極悪非道の悪人にも、等しく三千通りの性質が混在してると説いています。
星読みの観点からも、まったくその通りなんです。
10天体がそれぞれ色んなサイン(星座)に点在すれば、それぞれのサインの特性が反映されたキャラが一人の中に同居し、場面に応じて役割を演じます。
さらにその10天体が相互に角度を取るアスペクトのエネルギーも入れたら、それこそ何通りものエネルギーが複雑に絡み合います。
おっと。話を太陽と月の星座に戻しましょう。
多くの人は太陽星座と月星座が違うので、例えば太陽が水瓶座、月が牡牛座なの場合だと、昼間は水瓶座モードの奇抜な宇宙人ファッションでスピード感と斬新さ最優先でノリノリな人が、夜は一変、月の牡牛座モードに切り替わり、肌触り重視のオーガニック素材のルームウエアを身にまとい、まったりと美味しいモノにゆっくり舌鼓、あとはひたすらのんびりごろ、みたいな。
そんな感じで、昼と夜の顔も過ごし方も全く違う人がほとんどだと思います。
また、太陽星座と月星座が同じという人もいます。新月やその前後に生まれたケースです。
そんな人は、外出先でもお宅でもあまりキャラが大きく変わらない、ある意味、表裏のないタイプかもしれません。
でも人には ”おもて・うら”も、みんなありますね。”おもて・うら”も、それこそ良いも悪いもなく、意味のないことなのですね。
だって地球上の全人類、3千通りキャラの保有者なんですから。
月星座のキャラで生きてない?
たいていの人には太陽星座と月星座の性質の違いが、キャラや性格などに反映されているわけで、冒頭のわたしの疑問「太陽星座がピンとこない」の答えとしては、わたしは月星座の性質ならかなりしっくりくるなと合点したわけです。
問題は、日中も月星座のエネルギーをもっぱら使っていた、ということ。
そうすると、自分の太陽のエネルギーを活かせないわけです。
つまり、自分の人生の目標に向かっていない、ということなんですよ。
これが、問題というか、もったいないことだったのです。
なぜなら、自分の太陽のエネルギーを使えばいつもエネルギッシュでいられて、心は穏やか身体は健やか。なおかつ物質的にも経済的にもあふれる豊かさをいつでも受け取れるのに。それを放棄していたことになるからです。
太陽は自ら熱を発して、地上の全ての生命の源になり、そして豊かな恵みを与えてくれますよね。
自分の太陽星座を使うというのは、自分でそれを可能にするということなんです。
月のエネルギーでは、残念ながら太陽のような恵みはもたらされないんですね。
月から得られるものももちろんたくさんあります。癒しや安心感、満足感など。
でも、太陽から得られる充実感や躍動感、達成感というのは、月のエネルギーから受け取れるものではないのです。
自分の太陽を生きるということ
太陽は、英雄の象徴でもあります。
自分の太陽星座のキャラを使うということは、自分の人生のストーリーのヒーロー(ヒロイン)になる、ということなんです。(なんか、ありきたりな言い方でちょっとイヤなんですけど。)
ようするに、巷でよく言われている「自分の本当の人生を生きる」ってことです。
西洋占星術で言うところの、「魂のブループリントを生きる」ということ。
でも、これって実は昔からそうそう簡単ではなかったし、今現在でもそうです。とくに多くの女性はね。
男性は比較的そうしやすい環境だった、かも、ですが、それでもほとんどの人々には完全に自分の太陽キャラを生きるのは難しかったはずだと思います。なぜなら、世の中の仕組みが、自分の太陽では生きるのをしずらくしていた時代が、もう何百年、何千年と長く続いていたから。
で、やっとこの数十年くらいで、それができるようになった男性も女性も少なからず出てきたのではないかと。少しずつ少しずつ自分と丁寧に向き合い、魂の声に耳を傾けつづけ、人生の目的や使命を思い出し、その達成のために自分の太陽を使って生きる。という、本当の意味での自立ができる環境が、数十年くらい前からやっとできてきたように思います。
そして、本来誰もがそうやって自分の太陽を生きるという当たり前でごく自然な生き方が、このあとすぐにやってくる新しい「風の時代」「水瓶座の時代」から本当に、みんな、みんな、その気にさえなればそれができるようになるみたいです。
条件付きです。「その気にさえなれば」と。
新しい時代の新しい生き方ではなく、つまり自分の太陽じゃなくて、今まで通り誰か他の人や他の仕組みや組織や会社の太陽の庇護の下で、今まで通りの生き方がいいよ、という人もいると思います。それはそれで、その人が選択する生き方であってまったくOKだと思います。
でも、「いや。ぜひ自分の太陽の道を行きたいぜ!!」と思うなら、それは時にアドベンチャーもたくさんあってチャレンジングかもしれませんが、絶対にめちゃくちゃ面白い人生になると思います。
まずは、自分の太陽キャラのエネルギーを熟知してから攻略されることをおススメします。
星読みセッションでしたら、分かりますよ。ぜひこちらから、星語りしましょう。